印鑑事業のイノベーションから生まれた
名前に込めた想いを贈る命名ギフト。
成果内容
- デザインリサーチ
- サービスのUX導線設計のサポート
- 商品プロダクトのUX導線設計
- 商品プロダクト
- 付属ツール
ポイント
- Point 1
デザインリサーチを通して、問題点を見つけ課題を設定 - Point 2
20年後のユーザーの体験も見据えたプロダクト設計 - Point 3
機能性と情緒性を両立させたデザインで、新しい価値を届ける
期間
- 約1年(中期プロジェクト)
参画先
- Gon Web Consulting
プロジェクトの背景
同ブランドの経営・Webコンサルティングを行うゴンウェブコンサルティング監修のプロジェクトに参画。
小林大伸堂が100年を超える歴史の中で大切にしてきた「名印想」という価値観を起点に、
道具としての印鑑ではない、新しい価値を創造するところからプロジェクトはスタート。
印鑑のもう一つの役割
「名印想」が提起する印鑑のもう一つの役割。
「名」は両親や祖父母から 最初に受け取る贈り物、そこにはたくさんの「想」いが込められ、
その想いに「印」という形を与え、生涯にわたって想いを伝えつづける。
贈り手の想いを汲み取った内容を言葉にし、
印鑑と一緒に印鑑を入れる箱に刻印するサービス。
「名前」という唯一無二のアイデンティティに込めた
想いをかたちにした、オーダーメイド命名ギフトへ。
ここからサービスをさらにブラッシュアップ。
まずは削ぎ落としシンプルに
既存のクリエイティブまわりの整理を行い、現状の問題点から課題を設定。
まずは、サービスの「届けたい価値」が伝わりやすくなるよう、意図とは違う付加された情報を削ぎ落とし、
シンプルにしたうえで、プロダクトの方向性やUXを探求。
既存のクリエイティブまわりの整理を行い、現状の問題点から課題を設定。
まずは、サービスの「届けたい価値」が伝わりやすくなるよう、意図とは違う付加された情報を削ぎ落とし、
シンプルにしたうえで、プロダクトの方向性やUXを探求。
出産祝いギフトにフォーカス
印鑑は出産時に贈られることが多く、メインターゲットを「出産祝いを考える親・祖父母」に設定。
印鑑は通帳や母子手帳と一緒に保管され、成人のタイミングで親から託されるケースが多い。
これを踏まえ、名前の由来や想いを刻み、大切なものと一緒に20年後の我が子に贈る特別な「箱」として企画設計。
プロダクト開発のポイントは、「包む・丁寧・繰り返す」。
相手を想い、大切なものを「包む」という所作から生まれる「丁寧に扱う」という気持ち、
一過性ではなく長期的に「繰り返し使う」ことで生まれる「愛着心」に着目し、コンセプトを広げた。
風呂敷、袱紗、紙の折形の持つ文化背景、
機能性・情緒性の背景をヒントに。
「購入」「持ち歩き」「保管」「将来」それぞれのシーンで使い手に寄り添うUX設計に。
人生に寄り添う贈り物
我が子の誕生の瞬間だけでなく、一生涯にわたって「人生の道しるべ」になる命名ギフト。
我が子の人生の節目に贈ることで、長い年月をかけて見守ってもらったことが伝わり、
その後、我が子が「箱」を開けるたび、 親の愛情を感じられ、心の支えとして人生に寄り添う一生の宝物に。
我が子の誕生の瞬間だけでなく、一生涯にわたって「人生の道しるべ」になる命名ギフト。
我が子の人生の節目に贈ることで、長い年月をかけて見守ってもらったことが伝わり、
その後、我が子が「箱」を開けるたび、 親の愛情を感じられ、心の支えとして人生に寄り添う一生の宝物に。
箱は、耐久性があり日本古来から大事なものを保管する役割がある桐材を使用、
印鑑を包む紙は地元福井県の越前和紙を使用し、赤ちゃんの御包みを想起させる折形に。
風呂敷・袱紗は優しく使いやすく味わいのある生成りの布を使用。
贈り物の受け取り手に向けて、印章鑑定書、ブランドメッセージカード、箱の使い方リーフレットも同封。
最後に
時代とともに変わりゆく産業が、これまでとは違う価値を創造するのは、容易なことではありません。
けれど、企業の根底に流れ受け継がれてきた「価値観」に「これまで」と「これから」とつなぐヒントが隠されています。
人の心の琴線に触れる価値や体験に、ますます光があたってきています。
&Shiftは、新しいステージへのシフトを考えるあなたのパートナーとして、ブランドづくりをサポートします。
これからの展望やご相談など、ぜひお聞かせください!